はじめに
この記事を執筆している時点で、本ブログサイトは『【初心者向け】GCPでブログサイトを構築する』シリーズにて解説した方法で構築されています。
その後、『【初心者向け】料金計算ツールでGCPの費用を見積もってみよう』にて、GCPの料金を見積もっていました。
この記事でGCP料金の見積もり結果として以下のように書きました。
今回の例だと毎月3,547円の料金が発生する見込みであることがわかります。
案外高いと思った方が多いのではないでしょうか。
そこで料金の内訳を確認すると、Cloud Load Balancingが2,558円と大半を占めることがわかります。
今回の例の構成では、簡単にサイトをHTTPS化するためにLoadbalancingを使用していますが、費用のことを考えれば、サーバ自体をHTTPS対応にしたほうがよさそうです。
その後、上記で触れているように、Cloud Load Balancingを使用する構成から、サーバ自体をHTTPS対応に変更しました。
では、現在はどのくらいの費用がかかっているのか、答え合わせをしてみたいと思います。
【答え合わせ】GCPでブログサイトを運営する際に必要な費用は?
本ブログサイトが稼働しているGCPの費用は以下のとおりです。
2023年8月の費用は 1,221円 となっています。
見積もりではCloud Load Balancingを除けば約1,000円という金額でしたので若干オーバーしているように思えますが、見積もりを作成した6月から8月末時点までに円安が進んでいることも加味すると、かなり見積金額に近い状況であると言えるでしょう。
ただし、本サイトはまだまだPV数も少ないこともあり、この金額が最低限であると言えるでしょう。
PV数が増えてくれば、現在のGCEインスタンスのスペックでは処理性能が不足することになり、より高スペックのインスタンスタイプへの変更も必要になりますし、それに伴って通信データ量も増加します。
そうなってくると、費用はもっと高くなっていきます。
その際にどのくらいの費用になるのか、『【初心者向け】料金計算ツールでGCPの費用を見積もってみよう』を参考に見積もってみるとよいでしょう。
GCPなどのクラウドサービスは安いのか?
よく『クラウドは費用が安い』と言われます。実はこれはよくある誤解で、正しくは『クラウドを活用することにより費用を最適化できる』となります。
アクセス数に合わせて柔軟にサーバのスペックや使用する機能を変更したり、運用管理に必要な手間(人的コスト)を削減したりすることにより、無駄な費用を無くしていくということであって、必ずしも最も費用が安い選択肢とは限りません。
単純な費用だけを見れば、例えばレンタルサーバ事業者が提供するWordpressプラン等、もっと安くブログサイトを構築する方法はあります。有名どころで言えばXserverなどがあります。
それぞれのメリット・デメリットを理解して選択することが大切です。
※それぞれのメリット・デメリットについては別記事にてあらためて解説したいと思います。